こんな時代には二度とさせない!
なんでも自由にものが言える社会を!

朝ドラあんぱん49回
  「たかしもいくがかえ」にみる、建前と本音の苦しみ!

 愛する人が徴兵され、出征していくときにどんな言葉で見送ったかが、その後生死を分けた時にも重要な意味を持つのですね。
次郎さんがこの戦争に勝てるとは思えないと述べながら、軍に徴用された貨物船の航海に赴くときに、のぶは「必ず生きて帰ってきてほしい」と思いながら、その思いを口にできず、そんな弱気を言ってはだめだ、「立派にご奉公を」と送り出してしまいます。
 それが心にもないことであったと郵便配達している蘭子だけには打ち明けます。蘭子に、それでは次郎さんは寂しい思いをしただろうといわれ、うなだれるのぶですが、「この戦争に勝てますか」と兄を見送る少女には、迷った末に「必ず勝てます」と言ってしまうのです。
 このドラマのすごいところは、戦争に向かう社会の中における、建前とひとりひとりの本音が、とてもリアルに描かれていることですね。
 出征のために郷里に帰ったたかしに、今日の最後、のぶは「たかしもいくがかえ」と声をかけたところで、終わりました。これにつづいて、のぶがたかしにどんな言葉をかけるのか、重大な関心を持って見守りましょう。

2025年6月6日(Unknown)